お金の貸し借りはいけません?ほんとにそう?

2017年1月24日

今日は日曜の朝から、秋葉原でお金の勉強会に行ってきました。

お金の教育といっても、株式投資や不動産の方法論を学ぶのではなく、お金の考え方を学ぶことです。

興味深い教育の中で面白かったのは、お金の貸し借り。

私は親から、「お金の貸し借りはいけません」と教えてもらいました。

たしかに交友関係にお金が入ると、なんだか不純になる気がする。面倒なことが起きそうだ。

 

しかし別の見方もある。

お金を借りる人は、それで信用を失う。

お金を貸す人は、それで信用が上がる。

だから、信用を上げる手っ取り早い方法は、お金を貸すことだという。

 

信用は最も重要なパラメータだ。

お金を貸してくれと言われて、あなたの親友Aにはいくら貸せる?

私の親友Aになら、300万は貸せる。信頼しているし、彼のために何かしたいからだ。

最近仲良くしている友人Bにはいくら貸せる?

正直この人には10万が限度だ。

親友Aは10年来の付き合い。だから300万出せる。

友人Bはそこまで長くはない。そしてどのような人格なのか、深くは知らない。

だから返ってこなくてもまだ許せる10万が限度だ。

自分がお金に困ったとき、どれだけ貸してくれる人がいるのか、それが信用だ。

この人たちがいれば、正直、貯金は必要ない。

超低金利の銀行に預けなくても、がんがん投資にまわし、お金を増やすことができる。

信用があるだけ、お金に自由になれるのだ。

 

そう考えると、お金を貸すというのは「あり」な気がする。

10万貸す。返ってこない。お金を失う。

10万貸す。返ってくる。信用は上がる。

信用を上げるのはかなり大変なことだ。多くの労力・時間を要する。

しかし、10万でそれを得られるならば安いと考えるのも「あり」かもしれない。

お金を返さないような人間になら、もともと信用を受けても意味がない。

しっかり返してくれる真摯な人から信用を得られるのは、大きなことだと思う。

 

仮に自分がお金に困ったとき、友人Bはいくら貸してくれるだろうか。

前10万貸したから、10万?

いや、その友人Bが一番苦しい時に10万貸したのだ。それ以上に信用を上げることができたと思う。

ポーンと100万貸してくれるかもしれない。

10万の貸しが、100万の借りを生んだのだ。

信用とは無限の可能性のある資産なのである。

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