お金の貸し借りはいけません?ほんとにそう?
今日は日曜の朝から、秋葉原でお金の勉強会に行ってきました。
お金の教育といっても、株式投資や不動産の方法論を学ぶのではなく、お金の考え方を学ぶことです。
興味深い教育の中で面白かったのは、お金の貸し借り。
私は親から、「お金の貸し借りはいけません」と教えてもらいました。
たしかに交友関係にお金が入ると、なんだか不純になる気がする。面倒なことが起きそうだ。
しかし別の見方もある。
お金を借りる人は、それで信用を失う。
お金を貸す人は、それで信用が上がる。
だから、信用を上げる手っ取り早い方法は、お金を貸すことだという。
信用は最も重要なパラメータだ。
お金を貸してくれと言われて、あなたの親友Aにはいくら貸せる?
私の親友Aになら、300万は貸せる。信頼しているし、彼のために何かしたいからだ。
最近仲良くしている友人Bにはいくら貸せる?
正直この人には10万が限度だ。
親友Aは10年来の付き合い。だから300万出せる。
友人Bはそこまで長くはない。そしてどのような人格なのか、深くは知らない。
だから返ってこなくてもまだ許せる10万が限度だ。
自分がお金に困ったとき、どれだけ貸してくれる人がいるのか、それが信用だ。
この人たちがいれば、正直、貯金は必要ない。
超低金利の銀行に預けなくても、がんがん投資にまわし、お金を増やすことができる。
信用があるだけ、お金に自由になれるのだ。
そう考えると、お金を貸すというのは「あり」な気がする。
10万貸す。返ってこない。お金を失う。
10万貸す。返ってくる。信用は上がる。
信用を上げるのはかなり大変なことだ。多くの労力・時間を要する。
しかし、10万でそれを得られるならば安いと考えるのも「あり」かもしれない。
お金を返さないような人間になら、もともと信用を受けても意味がない。
しっかり返してくれる真摯な人から信用を得られるのは、大きなことだと思う。
仮に自分がお金に困ったとき、友人Bはいくら貸してくれるだろうか。
前10万貸したから、10万?
いや、その友人Bが一番苦しい時に10万貸したのだ。それ以上に信用を上げることができたと思う。
ポーンと100万貸してくれるかもしれない。
10万の貸しが、100万の借りを生んだのだ。
信用とは無限の可能性のある資産なのである。
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