情報でまわりと差をつけろ!書店では買えない会員制月刊誌「THEMIS(テーミス)」のすすめ
2年ほど前から「月刊THEMIS(テーミス)」という雑誌を購読しています。
まずテーミスをご存知の方はほとんどいないでしょう。
この雑誌は書店で買い求めることはできません。
定期購読を申し込んだ人にのみ、毎月自宅に送られてきます。
公式サイト(月刊テーミスWEBサイト)から半年/年間の契約ができます。
書店に置く必要がないので、表紙は地味です。
2017年1月号の表紙
パッと見は 「文芸誌かな?」と思うかもしれません。
しかし扱う内容は幅広く、専門的な記事がたくさんあります。
THEMISの内容
テーミスをググってもあまり情報がありません。
また書店にも置いてないので立ち読みもできず、一冊だけ試し買いもできません。
なぜいまいち情報がないのか。
インターネットのメインユーザーは30代から下の世代です。当然それらのユーザー向けのページが多いです。
しかしテーミスの主要な読者層は40~50代の部課長以上の役職者が7割を占めるそうです。
そうした世代向けの雑誌なので、あまりインターネットでは見かけない情報が多いです。
内容は、政治・経済・財界・金融・軍事・宗教・外交・技術・官公庁情報・経営戦略と幅広く、そして専門性の高いものになっています。
スタンスは保守寄りです。
といっても書店に並ぶSAPIOやWiLLほど過激ではありません。
目次を見てもらえればおおざっぱに内容を予測できるかもしれません。
一部抜粋
「慢心」自民党‐安倍退陣を迫る50議席減へ
橋下徹‐「国政進出」へ期待と反発渦巻く
森信親金融庁長官‐「地銀・信金大淘汰」を急く
安倍政権「カジノ参入」を急ぐ極秘事情
イスラエルの「超サイバー防衛術」に学べ
NHK‐内部抗争&受信料問題は止まず
「ヤメ検」弁護士‐政財界で跋扈する内情
女子中高一貫校「今年の新傾向」を探る
朝日新聞‐「誤りは正す」が泣く独善報道
世間の話題とは一線を画しながらも、今ある諸問題に切り込んでいます。
どうしても話題性の高い記事と過激な表紙でユーザーを引き付けなければならない書店で購入できる雑誌とは傾向が異なるのです。
雑誌の魅力と読み方
雑誌不況、新聞不況と言われインターネットに押されているようですが、雑誌・新聞・ネットでは情報の性質が異なると思います。
インターネットでの情報収集は自分の見たいものしか見ない傾向になりがちです。
最近はニュースキュレーションメディアといって、自分の好みのニュースを選んでくれるサービスもあり、ますます自分の見たいものしか見ない傾向にあります。
インターネット黎明期に「いろいろな考え方に触れることができる!」と言っていたのは何だったのでしょうかね・・
新聞も同様で、基本的に飛ばし読みをするものです。
新聞一日分の文字数は膨大で、全ページ読むには半日かかります。
基本的に最新ニュースが並ぶので、途中から読んでも内容がよく分からない。
全く知らない分野だとほぼお手上げです。
結局やっていることはインターネットの情報収集と同じ気がします。
そうした中で私は雑誌の全ページを読むことを推奨します。
テーミスのような総合的な雑誌を全ページ読むと大体の分野について広く深く理解することができます。
雑誌の一記事にはその分野の大まか時系列や解説もついてくるものなので、読み続けていると全く知らない分野でもそれなりに知識がついてきます。
例えば軍事。
軍隊はお金が無限にあれば最強の軍隊ができます。今世界最強の軍隊はアメリカ軍です。
ではアメリカは無限にお金があるのか。
YES。基軸通貨なのでいくらでも擦れる。需要はいくらでもある。価値は下がらない。
なぜインフレにならないの?これは金融の話になります。
では基軸通貨のない国はどうするのか?これは政治の話になります。
某国が全く異なる新兵器を開発するかもしれません。これは技術の話です。
世界はあらゆることでつながっています。一部分にだけ深い知識があっても全体を見渡すことはできません。
キュレーションメディアで広範な知識が付くか疑問です。
インターネットではさまざまニュースが飛び交っています。
それは読むことは誰にでもできる。
しかしどう解釈するのかは人それぞれです。
どこが関係するのか、誰が影響を受けるのか、自分はどう動くべきなのかを、それを知るには広範な知識が必要です。
それを実現できるのは雑誌、とくに流行に流されないテーミスだからこそ可能だと思っています。
THEMIS勝手に応援団
このブログ記事を書いた理由は、多くの人にTHEMISを知ってもらいたいからです。
ほんとにネットでは情報が少ない (泣
雑誌不況のあおりで廃刊になってしまうと私が困るので、勝手に宣伝させてもらいます。
今後は毎月THEMISの記事を軽くピックアップし、所見を述べていこうかと思います。
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