マルチ撃退の魔法の言葉が、MLMの問題点を分析すると見えてきた!

2017年4月29日

ニュースキンの説明会にいってきたわけですが(過去記事)、その説明会の内容とその後いろいろと調べた結果、ニュースキンの行うビジネスが抱える問題点に気づきました。

いや、ニュースキン(Nu Skin)に限らず、アムウェイ(Amway)やモデーア(MODERE)でも同じ問題を抱えているかと思います。

MLM、ネットワークビジネスの問題点。。

今回はその問題点について考察したいと思います。

 

Amazonで安く買える!?

ニュースキンの商品はプリファードカスタマーになって購入するか、ディストリビューター(代理人)から購入するしかありません。

これはニュースキンの公式ホームページにも記載してあります → URL

このように流通を制限することによって、プレミア感を演出しているわけです。

 

しかしそうした正規ルート以外にも購入する方法があります。

なんとAmazonで安く購入できてしまうのです!

Amazon

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アマゾンだけではありません。楽天 や ヤフオク でも購入できます

楽天 

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ヤフオク

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調べれば他のネットショッピングサイトでも販売されているでしょう。

さらに価格にも注目が必要です。

ほとんどの商品が定価より安いのです!

 

一般ユーザーがニュースキンの商品を購入したいならば、ディストリビューターから定価で購入するしかありません。

また商品を気に入り、随時購入したいならば、プリファードカスタマー登録すれば卸売価格で購入することもできます。

さらにディストリビューター登録すれば、卸売価格で購入した商品を一般ユーザーに定価で販売することができます。

ニュースキン  →  ディストリビューター  →  ユーザー

 

これが基本システムのはずなのに、なぜ正規ルート以外のところでニュースキン商品が販売されているのでしょうか?

ニュースキン自身が別の販売チャンネルを試行しているのでしょうか?

しかしそうだとすると公式ホームページの記載が誤りになってしまう……

どうやらネットワークビジネスの構造に秘密が潜んでいるようです。

 

流しているのはディストリビューター

ショッピングサイトで販売しているのはニュースキン自身ではありません。

横流ししているのはディストリビューター達です。

ディストリビューターが大量の在庫を抱え、困った挙句ショッピングサイトに転売しているのです。

 

なぜそのようなことをする必要があるのでしょうか?

基本的にニュースキンの商品の流れは以下のようになります。

ニュースキン  →  ディストリビューター  →  ユーザー

 

ユーザーから商品購入の申し出を受けた時に、ディストリビューターがニュースキンに商品を発注すれば、在庫はできないはずです。

なぜ大量の在庫ができてしまうのでしょう。

 

なぜ商品がアマゾンに転売されているのか

ディストリビューターが卸値で購入した商品をユーザーに定価で売る。

その差益が利益になります。

しかしそれだけで多くの利益を得ようとすると、膨大なユーザーを抱えなければならず大変です。

しかしネットワークビジネスはそれ以外でも収入を得る手段があります。

 

Aさんの商品を気に入ってくれたユーザー(Bさん)にもディストリビューターになってもらい、その新たなディストリビューター(Bさん)がほかのユーザー(Cさん)に商品を売った場合、Aさんにも報酬が支払われる。

さらにBさんの商品を気に入ってくれたユーザー(Cさん)にもディストリビューターになってもらい、その新たなディストリビューター(Cさん)がほかのユーザー(Dさん)に商品を売った場合、AさんBさんにも報酬が支払われる。

こうした関係が縦と横に広がり、ピラミッド構造ができていく。

これをMLM(マルチレベルマーケテイング)と呼びます。他にも「マルチ商法」「ネットワークビジネス」とも呼ばれます。

 

要は自分がピラミッドのトップにいれば、後は何もしなくても利益が生まれ続けるわけです。

しかしピラミッドのトップでいるのは大変です。

ある程度のニュースキン商品を自分で購入し、ユーザーに売らなければなりません。

その価格がなかなか高額になることもあるようです。

 

しかしユーザーが商品を必要としなかったらどうしましょう?

諦めてトップから降りますか?

もったいない!

とりあえずいったん自分が買いとり、後でゆっくりと売ることにしましょう。

 

しかしまた次の月も同じだけ売らなればトップから落ちてしまう。。

どうしよう。。

よしとりあえず自分が買い取ろう!

 

としているうちにディストリビューターの元に大量の在庫ができてしまうのでした。

大量の化粧品や健康食品を一人で消費するのは無理だなぁ・・

タダで誰かにあげるのはもったいないなぁ…俺の金で買ったものだし…

でも買ってくれる人はいないしなぁ…

そうだ!ネットで売ろう!

 

としているうちに大量の在庫がネットショッピングに流れていったのでした。

ニュースキン  →  ディストリビューター  →  アマゾン →  ユーザー

 

の構図の完成です。

 

転売はネットワークビジネスを破壊する

これで問題は全て解決しました。

在庫を気にせずピラミッドのトップを維持できます。

これは楽な商売だ!

しかし困る人が出てきました。

真面目にファンを増やしながらビジネスをしようとしているディストリビューターです。

 

ユーザーからすると、わざわざディストリビューターから買うメリットが全くありません。

価格は変わらないし。

というよりネットショッピングの方が安いし。

ネットショッピングならすぐ届くし。

ディストリビューターから買おうとすると、時間がかかる上に、どこかで落ち合わなきゃいけないしね。

 

「ディストリビューターからしか買えない」が付加価値だったのに、それが無くなってしまいました。

(私に商品を売った人のように、若くてかわいくておっぱいが大きければ別ですが…おっさんからわざわざ買う?)

 

このネットワークビジネスの基本構造を壊しかねない状況に、ニュースキンも転売を禁止しているとのことです。

しかしこの禁止令もあまり効果がないのかいまだに大量の商品がネットショッピングで販売されています。

調べてみるとこの転売問題は数年前から存在しているようです。

手を打とうとしたが、効果はなかったといったところでしょうか。

 

IT時代にはあまりにも古いビジネスモデル

ネットワークビジネスはこのIT社会においては時代遅れのものになってしまいました。

ニュースキン  →  ディストリビューター  →  ユーザー

 

このモデルを一般化すると次のようになります。

生産者  →  取次(小売り)  →  ユーザー

 

このモデルはほかの業界にもあてはまります。

例)家電

メーカー  →  家電量販店  → ユーザー

例)本

作家  →  出版  →  本屋  →  ユーザー

 

IT社会では取次(小売り)がアマゾンによって壊滅的なダメージを受けました。

店舗維持費と店舗スタッフを持つ家電量販店は、価格面でアマゾンには敵いませんでした。

 

取扱える本の数に限界のある本屋は、アマゾンの圧倒的品揃えの前に駆逐されました。

また電子書籍によって出版社を通さずに、作家が直接アマゾンで本を販売できるようになりました。

 

このようにIT化によって生産者とユーザーの間は、アマゾンだけでよい状態になってしまいました。

生産者  →  アマゾン  →  ユーザー

 

これに対抗しようと様々な施策を行っている取次・小売り企業ですが、体力のないところから消えていくというのが現状です。

超零細企業ともいえるディストリビューターなど、手も足も出ないでしょう。

アマゾンプライムの付加価値にディストリビューターは対抗できるでしょうか。

アマゾンプライム特典(引用)

年会費4000円
プライムビデオが見放題
Kindle Fire HDやKindle Paper whiteが4000円引きで買える
プライムミュージックがオフラインで聴ける
お急ぎ便、日時指定便が無料
毎月Kindle本が1冊無料で読める
プライムフォトで写真が無制限で保存し放題( RAWデータもok!)
プライムラジオが聴き放題

 

ユーザーはわざわざディストリビューターから買う価値を見出せず、アマゾンで買うでしょう。

 

「そんなことはない!私のお客様は、私から買うことに満足している!」

 

そんな声もあるかもしれません。しかしそう言っていた町の本屋さんや電気屋さんは消えていきました。

ユーザーが求めているのは利便性と安さだけです。

 

しかしディストリビューターの営業努力が足りなかったわけではありません。商品知識が乏しかったわけでもありません。

ただただビジネスモデルが時代に着いてこれなかったというだけです。

転売している人の考察

真面目に活動しているディストリビューターを妨害する転売。

それほど行っているディストリビューターが多いのでしょうか。

今ネットショッピングにあふれる在庫はあまりに多い。

 

ニュースキンのことをネットで調べていて気付いたのは、ニュースキンを批判するふりをしつつ、自分の情報商材の勧誘を行っているサイトが多いこと多いこと!

情報商材とは・・・主に、販売サイトやオークションなどインターネットを介して売買される情報(ノウハウ)のことを指し、情報自体が商品となります。

 

ニュースキンは楽に稼げないぞ! →  簡単な方法があります。

ニュースキンは人脈を失うぞ! →  失わない方法があります。

 

例1)

netkany

 

例2)

netkany2

 

ネットワークビジネスをする層 と 情報商材を買う層 は同じ気がします。

「副業」「空いた時間」「楽に稼げる」「億万長者」など共通するキーワードが多い。

 

ネットワークビジネスをしていた人は情報商材ビジネスに流れていったのかも。

実際にニュースキンジャパンの売り上げは低迷しています。

nyuuuriage2

 

説明会ではニュースキンは伸び続けていると言っていましたが、それはニュースキンジャパンの母体であるニュースキンエンタープライズ(NSE)のことです。

日本のディストリビューターにとっては全く意味のない数字です。他の国で活動しないしね。

 

そして情報商材の謳い文句は「口コミなし!」「ネットだけでできる!」「完全自宅型!」がやたら多い。

家で口コミなしでネットだけでできるネットワークビジネスってなんでしょうね?

……

これは完全に私の妄想ですが、情報商材の内容は転売なのではないでしょうか。

こればかりは実際に情報商材を買わないと確認できない。

お金持ちの人がいたら試しに買ってみてください。

 

ニュースキンジャパンへ提言

偉そうですが、提言させてもらいます。

ゴーマンかましてよかですか?

 

もうネットワークビジネスはやめて、店舗を構えるなり一般の流通網を使って商品を販売したらどうでしょうか。

商品にかなりの研究開発費をかけているとのことなので、市場では優位な立場にたてるのではないかと推測します。

特に遺伝子研究が進んでいるということで、「genLOC」ブランドには期待しています。

 

幸いにもニュースキンジャパンは3つのブランドを保有しています。

  • Nu Skin
  • GenLOC
  • PHAMANEX

 

このうち「Nu Skin」ブランドはマルチの権化として評判がめちゃくちゃ悪いです。

多くのディストリビューターの勧誘活動によって、悪名が轟いています。

悪評はインターネットによって光の速さで拡散します。

もはやディストリビューターの存在はブランド価値を下げるだけです。転売もするし。

しかしまだ「GenLOC」と「PHAMANEX」ブランドはそれほど価値を下げていません。

 

というわけで今後の戦略を提案。

  • まずディストリビューターが扱える商品を「Nu Skin」に限定します。
  • 「GenLOC」と「PHAMANEX」を一般の流通網で販売します。
  • 「Nu Skin」と「GenLOC・PHAMANEX」を別会社に分離します。
  • 「GenLOC・PHAMANEX」社は「Nu Skin」社に全く関与しません。
  • 売り上げが伸びない「Nu Skin」社は破産。
  • ディストリビューター達は野に放たれる。
  • 「GenLOC・PHAMANEX」社は「Nu Skin」社を安く購入。(1円で)
  • 「GenLOC・PHAMANEX」社は「Nu Skin」社の商品を別ブランドとして売り出す。

 

これで悪名高いニュースキンの名前と、悪評バラまくディストリビューターが消えて、真っ当な会社になれました。

一般の流通網といいましたが、ネットショッピングで売り出すのもありです。

「GenLOC・PHAMANEX」社  →  アマゾン  →  ユーザー

 

間が消えて、21世紀に対応した形態になれました。

説明会で「GenLOC」ブランドの話を聴いたとき、この戦略が真っ先に思いつきました。

ディストリビューター達へ苦言

ネットワークビジネスは時代に着いていけていないレガシーなビジネスです。

今は他にも副収入を得る手段はいっぱいあるので、他の手段を模索することをお勧めします。

ディストリビューターになると、有意義なセミナーを受けてビジネスオーナー(B)になる勉強ができると聞きました。

ビジネスオーナーといえば、金持ち父さんでおなじみのやつですね。

 

kuwado

 

昨今様々な媒体で経営者やオーナーの言葉を耳にする機会が増えてきました。

それらの成功者の言葉に共通するものは「既成概念に捕らわれず、ユーザーが求めるものを提供した」ことです。

 

ニュースキンでのビジネスに固執し、ユーザーに不必要なものを買わせることで成功できるとお考えですか?

ビジネスオーナーを名乗るなら、時代の流れを読み、新たなビジネスを始めるべきでしょう。

なぜネットワークビジネスに固執する必要があるのですか?

 

すでに人脈を全て失い、周りの人間が全てニュースキンになってしまったのか?

でも大丈夫。

私の体感では、マルチの人はコミュニケーション能力は異様に高いです。

知らない所に飛び込んでも、すぐに新たな関係をつくれるでしょう。

 

もはや借金を背負い、このビジネスで勝負せざるをえない人もいるのでしょうか。

勉強熱心なディストリビューターならサンクコスト(埋没費用)のことはご存知でしょう。

サンクコスト(埋没費用) 引用

すでに支出され、どのような意思決定をしても回収できない費用のこと。

 

この判断ができないなら、ビジネスオーナー(B)に向いていないので、とっとと従業員(E)に戻ることをお勧めします。

 

今勧誘されている方へ。マルチ撃退の魔法の言葉

ニュースキンに限らずアムウェイ・モデーア等、星の数ほどあるマルチから勧誘攻勢をうけているあなたへ。

ここまで読んでこられたなら、それなりに理論武装はできたはず。

しかしうまく話す自信がない人にマルチ撃退用の魔法の言葉を教えます。

 

「アマゾンで安く売っているものを、わざわざあなたから高額で買う理由を教えてください。」

 

ちなみにまだ自分で試してないので、効果があったら教えてください。

(私はマルチに出会ったら、うれしくてホイホイついていく性癖です)

 

もちろんあなたの前に現れたディストリビューターが魅力的な人で、その人からしか買いたくないというのなら別です。

ちなみに私のディストリビューターは若くてかわいくておっぱいが大きいので、たまに買います。

 

最後まで読んでくれたあなたへ

ネットワークビジネスは過去の遺物になるでしょう。

しかし自由を手に入れ、夢をかなえるための手段はもう無くなってしまったのでしょうか?

いえ!

21世紀は希望の時代です!

チャンスは無限大に広がっています!

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